シャインマスカットは保存すれば長く楽しめる!常温・冷蔵・冷凍での方法

流水

甘くてジューシーな”シャインマスカット”。
夏の風物詩として楽しみにしている方も多いのでは?

キンキンに冷えた粒を口の中に入れると、暑さも吹き飛びますよね。

ただ、季節のものだけに、夏がすぎると店頭からも姿を消してしまいます。
「もっと楽しみたいのに…」、と残念に思っている方も多いはずです。

であれば、適切に保存して少しだけ長くシャインマスカットを楽しみませんか?

今回は、シャインマスカットの正しい保存方法について詳しくご紹介しましょう。
”常温・冷蔵・冷凍”と、3つの方法に分けているのでぜひ参考にしてみてくださいね。

 

シャインマスカットが新鮮かは粒で分かる!

シャインマスカット

シャインマスカットに限らず、どんな作物でも新鮮でないと保存はできません。
では、まずはシャインマスカットが新鮮かどうか見極める方法をご説明しましょう。

粒の張りは瑞々しさの証

シャインマスカットの実はほとんどが”水分”でできています。
その為、新鮮なものほど瑞々しく、粒にはりがあります。

ぜひ、店頭に並んでいるものを優しく触ってみてください。
粒(皮)に張りがあれば、あまり時間の経っていない証拠です。

反対に、柔らかくなっているものは新鮮さが失われているので要注意です。

粒の白い粉は鮮度の証

シャインマスカットの実には”白い粉”がついていることがあります。

白い粉の正体は”ブルーム”と呼ばれる天然のワックス。
シャインマスカットが実の水分を守るために分泌しているものです。

つまり、白い粉がしっかりついているものほど新鮮と言えます。
白い粉がないものは、保存が効かないのでおすすめできません。

シャインマスカットの保存方法(常温編)

シャインマスカット

シャインマスカットは適切に保存すればより長く鮮度を保てます。
では、シャインマスカットの保存方法として”常温編”をご紹介しましょう。

常温での保存期間

シャインマスカットは常温でも保存できますが、基本的にはおすすめできません。

というのも、シャインマスカットは刺激に弱く、温度や湿度によって痛みやすいため。
適切に処理しても、常温だと2〜3日ほどしか保存できないのです。

ただ、常温で保存するのがもっとも美味しいので、すぐに食べるのなら最適です。

常温での保存方法

シャインマスカットを常温で保存するなら、流水などで洗う必要はありません。

新聞紙やポリ袋などで房ごと覆い、温度や湿度が低い場所(冷暗所)で保管します。
あまりきつく締め付けると、皮が傷ついて痛みやすいので要注意です。

新聞紙で覆うときは、あらかじめ新聞紙をくしゃくしゃにしておくと使いやすいですよ。

シャインマスカットの保存方法(冷蔵編)

シャインマスカット

常温での保存は、あくまでシャインマスカットをすぐに食べるときのものです。
では、シャインマスカットの保存方法として、”冷蔵編”を見ていきましょう。

冷蔵での保存期間

シャインマスカットは冷蔵で保存するのが一般的です。

ただ、あくまで生鮮食品なので、他の野菜・果物と同様に痛んでいきます。
適切に処理したとしても、冷蔵であれば3日〜5日程度でしょう。

ただ、ある程度冷えているので、サッと洗ってそのまま食べられて便利です。

冷蔵での保存方法

シャインマスカットを冷蔵で保存するときも、冷水で洗う必要はありません。

房から実を1つずつ外し、新聞紙やポリ袋などで優しく覆うだけ
房をつけたままにしていると、実の水分が房に奪われるので鮮度が落ちます。

ただ、実の付け根に穴が開くのも問題なので、2,3mmほど枝を残すのが正解です。

シャインマスカットの保存方法(冷凍編)

氷

シャインマスカットを普通に購入したのなら、冷蔵で保存すればおよそ大丈夫です。
では、シャインマスカットをより長く楽しむために、保存方法として”冷凍編”をご紹介しましょう。

冷凍での保存期間

シャインマスカットをより長く保存したいのなら冷凍が最適です。

特に、他の野菜・果物とは異なり、シャインマスカットは冷凍しても味が落ちません。
その上、実がシャリシャリとしたシャーベット状になり、常温にはない新しい食感が楽しめます。

シャインマスカットは冷凍であれば2〜3週間ほど。
少し味が落ちてもいいのなら、5〜7週間ほどは保存できます。

また、冷凍のまま、半解凍して、全解凍してと使い方が色々あるのもポイントです。

冷蔵での保存方法

シャインマスカットを冷凍するときは、粒までしっかり洗う必要があります。

房から2,3mmほど枝を残して粒だけを外し、流水で優しく洗いましょう。
水気をしっかり拭き取ったら、あとはフリーザーバックに入れて冷凍するだけ。

粒同士が引っ付くと痛みやすいので、少し余裕を持って入れるのがおすすめです

ちなみに、食べるときは粒を流水に10〜20秒さらしてください。
皮の部分だけが溶けるので、ツルッと皮だけ剥けて食べやすくなりますよ。

シャインマスカットの保存方法(NG編)

NG行為

シャインマスカットは適切に処理することで、美味しい状態で長く保存できます。
反対に、誤った処理をしてしまうと、通常よりも早くに痛んでしまうので要注意です。

ブルームを落とさない

常温・冷蔵でも同じですが、シャインマスカットのブルームは落とさないでください

先述した通り、シャインマスカットについている白い粉(ブルーム)は天然のワックス。
実に蓄えられている水分が蒸発しないよう、ブルームが膜の役割をしています。

ブルームを落としてしまうと、通常よりも水分が抜けやすくなり鮮度が落ちるのです。

もしブルームを落としてしまったのなら、その場で食べてしまった方が美味しく楽しめます。
ちなみに、指などでこすっても落ちてしまうので、保存用は優しく触るようにしましょう。

皮は剥かない

常温・冷蔵・冷凍のどれに関しても、シャインマスカットの皮を剥くのは絶対にNGです。

シャインマスカットはブルーム(ワックス)を取っただけで鮮度が落ちるほど繊細なもの。
皮まで剥いてしまっては、水分が抜けるどころか酸化して変色してしまいます。

基本的にシャインマスカットは皮ごと食べられるので、皮を剥く必要はありません。

もし、どうしても剥きたいのであれば、食べる直前に剥くのがおすすめです。
常温・冷蔵だと手では剥きにくいので、つまようじを実と皮の間に入れるのが良いですよ。

シャインマスカットは保存して長く楽しもう!

シャインマスカットを食べる子供たち

今回は、シャインマスカットの美味しさはそのままに保存する方法をまとめてみました。

シャインマスカットの保存方法としては大きく3つ。

  • 常温(2〜3日)…新聞紙などに包んで冷暗所に
  • 冷蔵(3〜5日)…粒ごとに分けて、新聞紙などで包む
  • 冷凍(2〜3週)…粒ごとに分けて、流水でしっかり洗って

早めに食べるのであれば、常温がもっとも味が落ちないのでおすすめです。
ただ、シャインマスカットを1人で食べきるのは大変なので、冷蔵するのが良いでしょう。

シーズンが終わっても楽しみたいのであれば、”冷凍”すれば1カ月ほどは楽しめますよ

ちなみに、冷凍したシャインマスカットをシャーベットやスムージーなど。
特製のドレッシングに加工するなど、様々な使い方にアレンジしてみるのも良いかもしれません。

ぜひ、シャインマスカットを適切に保存し、少しでも長く楽しんでみてくださいね

また、井上巨峰園ではシャインマスカットを栽培し、専用サイトで販売も行っています。
非常にお買い得なので、子どものおやつや自分のご褒美に最適ですよ。

※シャインマスカットの出荷は8月上旬から。6月下旬から先行予約を開始しています。

2018年3月31日

カテゴリー: シャインマスカット